森林学コースのページ

島根大学農林生産学科森林学コースのページです

キャンパス内を巡る授業

 

高橋先生の「林業技術実習1」。
毎年、面白いことをしています。
それは、高橋先生の説明を聞きながらキャンパス内を散策し、
その説明を元に、それぞれが植物図鑑を作るのです。

そんな授業を、ちょっとだけのぞき見です。

スマホで写真、メモ帳にイラストで授業を切り取っていきます

 

授業は生物資源2号館の入り口横からスタート。
いざ出発~、と思いきや。
「はい、みなさんこちらを注目~」と高橋先生。
ぬぬん、いきなりストップ???
それもそのはず、
森林学では木が生えているところ、すべてがフィールドです。

ということで図鑑の1番目は「キョウチクトウ」。

まさに、きれいなものにはトゲがある、ですね

公園や街路樹などでもよく見かける
可憐な赤い花の木ですが、実はこの木。

葉も花も、幹もすべて「毒」を持っているという
恐ろしい植物。

うっかり触って、そのままおにぎりでも食べたら……。ひぃいいいい。
学生さんたちからは、そんな危ない木がなぜ公園や街路樹に? と質問が。
ところがこれには、意外と深い理由がありました。

このキョウチクトウ、乾燥や大気汚染にも強い植物。
だから車の往来が激しい街路樹にも選ばれるのだそうです。
しかも、広島県広島市の花にも指定されています。
え? なんで? 広島の花??
謎ですよねぇ、知りたいですよねぇ(ニヤリ)。
でもそれは、授業を受けた人だけの特権です(大げさな)。

さてさて、お次に行きましょう。
次の植物は、さっきとは打って変わって安全な木。
そう、みんな大好きブルーベリー。
「今はまだですが、夏ころには実をつけます」
キュピーンっ! はい、良い情報いただきましたっ!
学生さんたちも、心なしか目が光っています。

他にもたくさん、時間いっぱい校内の木を
樹木の説明や興味深いお話と共にめぐりました。